東京中央郵便局の姿(2010年2月23日撮影)。
保存運動もむなしく、取り壊されて、「墓石ビル」に建て替えられるらしい。
もともとそんなに美しい建物だとは思わなかったけれど、こんなふうに真っ二つにされると、哀れとしかいいようがない。
「墓石ビル」になっても、いちおう外観は一部再現されるらしい。
でも、むしろ、この痛々しい解体風景こそを人々の記憶に留めておくべきではないかと思う。
再現された外観は、きっとこの暴力を完全に隠蔽するのだろうから。
背後では辰野金吾が設計した東京駅が、改修工事中。
足立元(日本近現代美術史)の学習メモ、活動報告。